
作品画像をなぞってみると.JPG
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先頭図の元画像はいずれも「菱形十二面体の星形」とされるものです。
中:中央の画像は1957年の The Mathematical Gazette に載った
「菱形十二面体の第3の星形」です。
左;中川宏氏が三角柱12本で作った星型多面体。
佐藤郁郎先生は市の紹介記事の中で
コラム「星と雪月花」に掲げた菱形十二面体の星形化を
小星形菱形12面体と呼ぶことにすると,これは大星形
菱形12面体と呼べるものである.前者が四角柱6本で
構成されるのに対して,後者は三角柱12本で構成される.
と書いておられます。
右:幾何学パズル大全にあった Coffin 氏の「Superstar」。
氏は312ページに及ぶ貴重な資料を無償で公開されています。
3つの立体が同じものであるとはにわかには分からなかったので,印刷した画像にマーカーで色を付けたり,エクセルに読み込んで多角形でなぞってみたりしました。
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維基百科の完全星形菱形十二面体の星形図(下図左)をEXCELに読み込んで
「こんなもんでどうだろう?」と構成を想像しながら型紙を2パーツ作ってみます(下図中央・右)。のりしろは切り出しのときに付けようとの算段です。
星形図から型紙2つ.JPG

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余計に付けすぎたのりしろを組み立て中にカットしながらの製作。
寸法の精度もいまひとつですが何とか形にすることができました。
菱形十二面体の第3の星形_完成2.JPG

作成中に居ずまいが似ているような気がすこし…。ちょうど2年前の6月ころに作った「菱形六十面体」を連れてきて一緒に撮影。
菱形六十面体に挟まれて.JPG

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